アレッツォ・ドゥオモのステンドグラス-4
2013年6月のイタリアツアー のアレッツォ・ドゥオモのレポートを続けます。
今回は、アレッツォ・ドゥオモ内の 「シルベストロ礼拝堂」 のレポートです。
「シルベストロ礼拝堂」 は、ドゥオモ内の左の側廊の一番手前にある礼拝堂です。(左の写真の左端手前が入口)
この礼拝堂は、四方を囲まれていて、ほとんど別室になっているので、結婚式に気を遣わずにすみます。
だけど、お祈りをしている方の邪魔にならないように注意して見学しましょう!
「シルベストロ礼拝堂」 は、アンドロア・デラ・ロッピアのテラコッタ彫刻をはじめ、美術館のような礼拝堂です。
ここに4枚のステンドグラスがありました。
これも、ギョーム・ド・マルチラ 1516〜1517年に作られたものです。
4枚組の 「聖シルベストロと聖女ルチア」 です。
礼拝堂の左側に2枚。
礼拝堂の右側に2枚、ありました。
キャンドルがたくさん灯っていて、いい雰囲気!
ステンドグラスも、手頃な大きさで親近感がわく? し、華やかな色合いで素敵でした。
ギョーム・ド・マルチラの作とされていますが、聖ルチアを作る時に、後陣の絵を描いたドメニコ・ペコリが手伝った。ニコロ・ソッジとドメニコ・ペコリが一緒に働いていた…
と、私のメモに書いてありました。
当時、ちょうど500年前、この大聖堂で、多くの芸術家が刺激し合っていたんだな、と思うとワクワクしました。
それにしても、この、アレッツォ・ドゥオモ内を説明してくれた現地ガイドの女性は、見事な説明でしたね〜。
(って、すごい早口のイタリア語で、もちろん、私は聞き取れるわけもなく、それをツアーガイドの蒔田さんに通訳していただいたのですが・・・)
美術館の学芸員か、はたまた美術関係の学者・研究家? と思うくらい、詳しい方でした。
私が、「ドメニコ・ペコリの絵は?」、「●●のフレスコ画は? 彫刻は? テラコッタは?」 と聞くと 「その作家の作品は、●●と、●●にしかないので、これは・・・」 と、疑問をすべて即答で回答。何でも聞いて〜! と嬉しそうにも見えました。
イタリアの現地ガイドさんって、単なる 「ご当地観光案内」 ではないんですよね。 資格を取るのに、相当苦労するそうです。
大満足で、アレッツォ・ドゥオモを出て、記念写真をパチリ!
このあと、写真、右手の坂を下って行きますよ〜! 次回も乞うご期待!
アレッツォの、これまでのブログ:
・アレッツォ
・アレッツォ・ドゥオモ ファサード上 「聖霊降臨」の丸窓
・アレッツォ・ドゥオモ 左側廊・後陣