「ピエーヴェ・ディ・サンタ・マリア教会」 ロマネスク建築
2013年6月のイタリアツアー のアレッツォ・ドゥオモのレポートをしてきました。
今回は、アレッツォの 「ピエーヴェ・ディ・サンタ・マリア教会」 のレポートです。
アレッツォ・ドゥオモの前の階段を降りると、左手にTシャツを吊るしたアートがありましたね。
(当時、街中は、
Tシャツがたくさん吊るされている、
ジーンズがたくさん吊るされている、
ブランコがたくさん吊るされている、
本がたくさん吊るされている…
といったアート?にあふれていました。)
アレッツォ・ドゥオモは丘の上にあります。ドゥオモの左側の坂をどんどん降りていきます。
すると・・・
どこからどうみても、典型的なロマネスク建築の建物が!
「ピエーヴェ・ディ・サンタ・マリア教会」 です。
9-11世紀に建てられた、「ピエーヴェ・ディ・サンタ・マリア教会」は、12-13世紀にロマネスク様式で再建された教会です。
柱の数が、12本、24本、32本・・・
が特徴的です。
後陣の外側はこのようになっています。
ファサードは、装飾された5つの拱門(小アーチ状の開口部)があります。
そして、その上は12本、24本、32本の列柱で支えられた小回廊が3層に重なっています。
非常に独創的な外観で、アレッツォ中世史において最も魅力的な宗教建造物であることに間違いはないでしょう。
ロマネスク建築の時代は、修道院建築に代わり、聖母のための聖堂の建立が増えた時期です。
ロマネスク建築は、窓が小さいので、ステンドグラスは期待できないなぁ・・・
と思いながら、中に入ってみます。
「窓がない!」 あっても、小さい!
あっ、あの窓、開いているけど、ステンドグラスが入っているんじゃない?
閉めてもらえるかなぁ・・・?
というわけで、明日は、 「ピエーヴェ・ディ・サンタ・マリア教会」 のステンドグラスをご紹介しましょう。
アレッツォの、これまでのブログ:
・アレッツォ
・アレッツォ・ドゥオモ ファサード上 「聖霊降臨」の丸窓
・アレッツォ・ドゥオモ 左側廊・後陣