那須で青空教室 -1
先週は、 「国内ステンドグラス見学ツアー 日光・那須」2014.6.29 のレポートとして、
とお伝えしてきて、 「日光真光教会」 のレポートの最終回は、「キリストの変容」を描いたステンドグラスでした。
奇しくも、次の見学地、「那須ステンドグラス美術館」で、最初に見たのは、 『キリストの変容』 を描いたステンドグラスでした。
『キリストの変容』 は、キリストが天から声を聞き、自分が神であることを示す場面を描いた絵です。
青空の那須
美術館の入り口
美術館は、セント・ミッシェル教会の敷地内にあります。
上の写真の木の奥に見えているのが、美術館内のセント・ラファエル礼拝堂です。
セント・ラファエル礼拝堂の後陣の中央にバラ窓があり、その左右の細長いステンドグラスが 『キリストの変容』 でしたね。
(上の写真も下の写真も、身廊の左側の窓ですから、左側に回り込んで行くと見える側面にあたる窓が、後陣です)
日光真光教会で「変容」という言葉を覚えた生徒さんが、「これも変容だ!」と言っていましたが、みなさんも覚えていますか?
ここは美術館なので?写真撮影は禁止でしたので、写真付きで解説できないのが残念です。
下の写真は、皆で美術館の入り口から入るところです。
ここから入って、最初にパイプオルガンの演奏を聴きながら見学したのがセント・ラファエル礼拝堂でしたね。
(パイプオルガンと聞いて、楽しみにしていたのだけど、演奏曲がポップスでガッカリ…)
まっ、とにかく、その 『キリストの変容』 はじっくりと見学しました。
ドイツのメイヤー作 1900年と書いてありました。
私が見た中では、この美術館でドイツのステンドグラスは、同じくセント・ラファエル礼拝堂の入り口(バラ窓の反対側の位置)にある、「キリストの成長 1870年」。
外から映した写真がこれです。↓ これもドイツのステンドグラスでした。
私の(怪しい)記憶が正しければ、絵付けされていないステンドグラスは、この「キリストの成長 1870年」だけでしたね。(正式には、ほとんど絵付けされていない… ですが)
ルネサンス以前の、ロマネスク時代の名残をとどめ、メダイヨンの形を残し、グリザイユによる絵付けをほとんどせずに、色ガラスだけでモチーフを表現した、素晴らしい作品でした。まさにステンドグラスの真髄を見たような…
キャプションに「アウグスブルク云々…」 と書いてありましたから、修復した年か再現した年が1870年なのだと思います。
それから、セント・ガブリエル礼拝堂の後陣のステンドグラス。
「キリストの権威 1895年」、これもドイツのものでした。
顔にピンク色のガラスを使ったステンドグラスがあったのを覚えていませんか? それが、これです。
以上の3点がドイツのものでした。た
(注:セント・ミッシェル教会のステンドグラスはプロポーズ式&ミサ中だったので、作品数以外の情報は調べられませんでした)
この美術館には、45点展示されているということでしたが、私が数えたところ、ステンドグラスパネルは41点しかわかりませんでした。
ランプも入れて45点ということなのか、どこかに見学していない作品があったのか…
まっ、2時間くらいしかいなかったので、ちょっと時間が足りませんでした。
那須の青空教室レポートは、次回も続きます。