2009/06/02 (火)
フュージングできるガラス
先日のブログ 「ガラスメーカー(2) ブルズアイ 2009.5.27」 で・・・
「業界標準となったのには、「膨張係数」 の問題が大きいと思います。膨張係数が異なると、ひずみが生じて焼成中や焼成後に割れてしまいます。」
とお伝えしたのを覚えていらっしゃるでしょうか? 今日は、各メーカーの膨張係数の話しです。
各メーカーによって膨張係数は異なります。(二種類販売しているところもあります。)
● ブルズアイ 90
● ウルボロス 90、96
● モレッティ 104
● スペクトラム 96
● デサーグ 94
上記のように各メーカーによって少しづつ異なります。だから、これとこれを重ねると綺麗だからフュージングしよっ! と簡単にいろいろなメーカーから選ぶことは出来ないわけです。
ブルズアイ
【参考】 イロイロやってみよう! 企画レポ 2009.1.19
このワークショップの時に使ったのは、すべてブルズアイでした。
モレッティ
【参考】
・ 「ベネチアンガラスのマグネット」体験コース (2) 2008.6.18
※ メーカーは異なりますが、ウルボロスの90と、ブルズアイの90とで、膨張係数は同じなので使うこともあります。実は、ウルボロスの方が価格的に安いので、同じような色なら、ウチではウルボロスを選んでしまいます。
※ もちろん、上記以外のガラスでフュージングすることもあります。でも、テスト焼きが必要だったり、失透したり(表面の艶がなくなること。失透したものは商品・作品としては使えません。)、翌日になると割れていたり、半田付けをすると割れたり・・・ と、とてもリスキーで注文品には使いたくないかな。
| コメント(0)