パウダーで奥行のある絵 その1 (ワンダーらんど2012 レポ-8)
前回のブログのコメントの続きになりますが、白玉の温度管理?は “博士君” が上手いかもしれませんが、フュージングの温度管理といえば、“ねこまんま” さんが上手いでしょうね。“ねこまんま” さんはワンダーらんどでフュージングにハマってから、自宅でゆきんこ(小さい窯)を使ってフュージングの実験を繰り返し、フュージングで作ったパーツをうまくステンドグラスの取り入れていますからね。
さて、今日は、その“ねこまんま”さんのワンダーらんど2012 「アトリエ・クニ」さんのブースのレポートです。
4回目の参加となる “ワンダーらんど” も、まずはクニ先生のもとに!
今年も先生らしい大胆なフュージング作品のデモ。使うはウロボロスのパウダーと2種類の粒の大きさのフリット。
「温度管理は板もパウダーも同じ」、「ストレインポイントを超えたら一気に温度を上げても良い」、「計画した温度まで上げ、柔らかくしたかったらキープ時間をコントロールする」、「一気に温度を下げると言っても500度30分キープは必要」、「徐冷はガラスに歪を作らないための大事な工程」、「歪があると後日わずかな衝撃で割れることがある」・・・
最初の5分でこれだけの情報が!
次に、話は今回のサンプル作品の作り方へ。
厚み1センチ以上はあろうかという作品は絵に奥行きがある。秘密はこんなところに! 花弁は白いカットガラスにピンクのパウダーをのせ焼成、その後緩やかなカーブを作るため再び窯へ。葉や花芯のパーツも用意し、クリアのフリットをパーツの間に振り入れ配置していく。一番奥に見えるブルーの背景は、どの程度の厚みでフリットを振るか、どの大きさの粒を使うかで趣が変わる。
さて、このガラスの厚みはどうやって作るのか。今回先生はファイバーペーパーを積み重ねたものの外側をファイバーペーパーで包み、土手を作って周囲を耐火材で押えたとのこと。さらに土手にファイバーペーパーを敷けば、焼きあがったガラスにバリや段差が出ない!(良いこと聞いちゃった)
今回はこんな大作のほか、ハート型やオーバル型のビスクモールドを使用したフュージングは手軽でとても可愛い。(私はダイヤ型を購入)このモールドにはセパライトホワイトを隈なく多めにかけておくこと。(これも先生のアドバイス)
毎年新しいものを見せてくださるクニ先生、今年もありがとうございました。
(今年のネイルも見事に「ダイクロ」のようにキラキラでした。)
今回私はフュージング用のガラスを沢山買いましたが、がらすらんど社の担当の新井さんには親切で分かりやすく説明していただきました。おかげで、当分遊べる量のガラスを手にして満足です。さらに500円均一のお買い得コーナーでウロボロスのフリットを手に入れてホクホク。
最後に、去年のレポートを見ていたら、「来年は冷たいうどんをいただきたい」などと書いており、そのことを全く忘れていたのにお昼に「梅おろしうどん」(冷たくてさっぱりすっきり)を注文していたことにびっくり。
色んな意味で、越生は毎年楽しいです!!!
(レポート:ねこまんま)
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“ねこまんま”さんは、ホクホクで帰ってきましたね。行ってよかったですね。でも、一つだけ後悔していました。新井さんにお世話になったのに、新井さんと記念撮影しなかった、と。すみません、今度一緒に撮ってあげてくださいね。
【これまでのレポート】
●ラベンダーの香りの絵付け(ワンダーらんど2012 レポ-3)
●倉庫での出会いを求めて(ガラス選び) (ワンダーらんど2012 レポ-2 )
●金環日食みたいなリングソー (ワンダーらんど2012 レポ-1 )
完成品は見せてくださいね
知らない言葉や頭の中で組み立てれないところがあったので
今度会った時に質問させてくださいね。(早めに教室に行くから!)
レポートまとめる際に去年のを読んでいて、冷たいうどんを食べたかどうか
気になっていましたがココで分かってすっきりしました (・m・)
[無題]
先輩!
ほんとに早めに来てね〜
今度はうどん屋さんのレポートもしますかね。