2017/09/04  (月) 

明治六年の旅日記

高橋講師からのお知らせです。

        

        
身内が本を出す、
などということは滅多にないので
この場を借りて、この本をご紹介させていただきます。
        
        

「明治六年の旅日記
福島の絹商人、 

文明開化と出会う」
        
著者: 高橋兼助 

訳者: 高橋歌子
        
        

この本の著者 「商家の若旦那」 とは、
私の高祖父 高橋兼助(かねすけ)で、
彼が、明治6年にお伊勢参りなどに行った際に、

旅先で和紙に筆で書き糸で綴じた旅日記を本にしたものです。

         

         

旅日記と聞いて思い出した方がいるかもしれませんが、
以前、高橋園子講師の 「一族の画家たち」 の展覧会で、
旅日記のスケッチ13点をご紹介しました。
詳細はこちら: http://www.ne.jp/asahi/glass/sono/topic151126-f.html

 

下の写真は、この旅日記の清書版の表紙です。

         

        

中には、日記とスケッチがビッチリ。

下の写真は、旅先で綴った日記とスケッチのページです。

        

          
このように、現代の人にはなかなか読めない文字を、
先日、出版を見届けてから亡くなった叔母 高橋歌子(享年96歳)が読み、

いとこが編集してくれました。
上記サイトでは、叔母の日本画6点もご紹介していま)

          

          

          
伯母といとこ達で3年?に渡り編集会議をして、この本を作り上げたそうです。
そして、今年の7月に出版されました。
(歴史好きのみなさん、書店にはないので高橋までお問合せください。 2,000円+税)

           

          

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(以下、内容の簡単な説明です)
福島県伊達郡川俣町在住の絹商 高橋商店の2代目を受け継ぎ高橋儀助となった高橋兼助は、その財力を背景に書画などに親しみ、さまざまな趣味をたしなんだ。

この旅日記は明治6年、お伊勢参りに行った時に道中したためたもの。

維新後まもなくの頃、高橋儀助はお伊勢参りを思い立ち、仲間を誘い福島を旅立つ。鉄道はまだ敷かれておらず、足での道中である。お伊勢参りを果たした後は、京都、金比羅まで足を伸ばし、日本海を回って帰路に着く。

その約5ヶ月に及ぶ旅の道中、欠かさず日記を記しており、事細かにその土地土地の風景、文化、食などを絵入りで記録。さらに食べ物や見せ物、運賃、宿賃など当時の料金も記している。
             

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・・・と、

その当時の

・交通 (歩いていった・・・)

・物価 (宿代などを記載した帳面もあった)

・金融 (手形を使ったんだ・・・)

・郵便 (手紙は誰が運んでた???)

・地理 (現在の景色と違う???)

といろいろな状況が垣間見れるおもしろい本となっています。

以上、高橋からのお知らせでした。

             

             


              

【 みきデザイン工房 授業時間変更のお知らせ 】

            

※ 9月12日(火) は、講師都合により、
    授業は 13:00〜  となります。

※ 9月16日(土) は、びどりを展の準備のため、
    授業は 18:00で終了  致します。

            

みきデザイン工房の授業日カレンダーはこちら:
みきデザイン工房は、びどりを作品展会期中も

通常通り授業をしております。     

         


             

  

              



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