技法の説明 3 サンドブラスト (その2)
前回、 「サンドブラスト」 の機械を説明しました。原理は簡単なので、「参加レポ-2 (なぁに これ?) 2009.7.1」 でご紹介したようなビニールの筒? でもできるわけです。
さて、砂を吹きかけると、どうなるのか?
→ そう、砂で細かい傷がついて曇りガラスになります。
→ さらに、砂を吹き続けると・・・
→ ガラスが削れて、凹んでいきます。
→ さらに、砂を吹き続けると・・・
→ ガラスに穴が空きます。
(・・・ って、失敗ではなく、穴を空けたい場合に使います。)
※失敗の時もあったりして? ヘヘッ 薄いガラスにはご用心!
もし、青いフラッシュのガラス(=被せ(きせ)ガラスともいいます。)を使った場合は、透明なガラスと青いガラスの二層になっているガラスなので、その青いガラスの部分だけを削りとってしまえば、白くなるのです。
(青いガラスを削り取ると、透明になるのですね。とよく言われますが、傷がつくので曇りガラスとなり、“白く” 見えます。 ※特殊な加工をすれば、透明感は出ますが・・・)
※ちなみに、クリア(透明) on 青だけでなく、クリア on レッド、クリア on イエロー、クリア on グリーン・・・ といろいろあります。
また、イエロー on グリーン、ブルー on レッド・・・ など種類は豊富です。
というわけで、右の写真のように、白くしたい部分を残して、マスキングします。
これは、私の以前の作品ですが、砂を吹き付ける時間に違いをつければ、深さも違うので、
・青
・薄い青
・白
と吹き分けたり、グラデーションをつけたりできます。
ね〜! サンドブラストって楽しそうでしょ?
昨年、2008年のびどりを作品展の作品でも、このサンドブラストを使った作品をご紹介していますので、ご覧くださいね。
・写真8 - 第28回 びどりを作品展
・写真16 - 第28回 びどりを作品展
・写真27 - 第28回 びどりを作品展
体験コースもありますので、ちょっとだけやってみたい! という方はお試しください。