「賀川豊彦賞」 ステンドグラスの記念品
昨年末 「第1回 賀川豊彦賞」の受賞団体が決まり
先週 2017年1月13日に授賞式があったそうです。
詳しくは、下記
JA共済研修講師日記
「賀川豊彦賞をNPO法人「抱樸」 が受賞! 」
をお読みください。
そして、この中に出ている写真をご覧ください。
びどりを作品展で ランプなどを展示している、松沢教会記念礼拝堂の授賞式の様子です。
また、ご夫婦で映っている写真で、
右側に立っている奥様がお持ちになっている記念品をご覧ください。
実は、このステンドグラスはみきデザイン工房で制作させていただきました。
それがこれ。
光の加減で写真を撮りにくいのですが…
窓に下げて日の光で見るともっと綺麗なのですが・・・
賀川豊彦氏の自筆の 「雲の柱の導くままに (出エジプト記)」 のイラストは、
雲柱社のロゴマークとしても使われているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
愛と希望の心をかかげて
孤立し悲しむ人びとのよき伴走者として
すぐれた実践を展開してこられた…
という文字にこころ打たれながら、サンドブラストで彫り
色とりどりのガラスを周りにほどこしたステンドグラスです。
このような記念品を制作させていただき光栄です。
※ ちなみに、「抱樸」の由来は、
「素を見し樸を抱き(老子の言葉)」 で、
樸とは、原木の意。
「抱かれた原木・樸は、やがて柱となり、梁となり、家具となり、人の住処となる。杖となり、楯となり、道具となって誰かの助けとなる。」(奥田知志)
だそうです。
「NPO法人 抱樸」 リンク先はこちら:
ホームページ: http://www.houboku.net/
寄付・物資支援はこちら: http://www.houboku.net/donation
facebook: https://www.facebook.com/npohouboku/
ところで、皆さんは安保法制に反対する学生活動グループ SEALDs
(シールズ・2016年8月15日解散) を覚えていらっしゃるでしょうか?
SEALDsの創設メンバーの奥田愛基氏は、私の母校の学生だったこともあり、ニュースなどで興味深く見ていました。その頃は父親も社会活動家としか知らなかったのですが、
まさか、賀川豊彦賞の初代受賞者 奥田知志氏が、その「父親」だったとは。
奥田知志氏は、まさに賀川豊彦のような活動を実践している方です。
他にも 「賀川豊彦賞」 には多くの候補団体があったそうですが、
こういった賞があることで各団体がもっと認知され、
(実際、多くの新聞社でとりあげられたそうですし・・・)
支援の輪 が増えるといいですね。
みきデザイン工房の高等科卒業以上の方で結成したステンドグラス愛好家グループ
1983年から 「賀川豊彦記念 松沢資料館」 を会場として使わせていただき
毎年ステンドグラスの展示会をしています。
それで館内の資料や展示を見る機会は多いので
「賀川豊彦氏」のすばらしさ、偉大さは知っているつもりでした。
でも、昨年、BS朝日「昭和偉人伝 賀川豊彦」
http://blog.miki-designkobo.com/mikiblo/20161129/
がとりあげられ、知れば知るほど更に興味を増した方も多かったです。
今回の 「第1回 賀川豊彦賞」 の受賞の際し、各メディアの記事を読んでいて、
奥田知志氏の
「人は出会いによって変わる、
しかし、変わることのできない人間の弱さも見てきた。・・・
自己責任論が横行し、『助けて』と言えない社会、言わない社会。
自立の反対語は依存ではない。自立の反対語は孤立である・・・
誰もが、いつでも、『助けて』と言える社会にしなければいけない。
人は、人との関わり合いのなかで生きていける・・」
という言葉は、とても印象的でした。
ドキュメント番組のお知らせ テレビ朝日系
賀川豊彦賞を授賞した、
NPO法人「抱樸」の奥田知志氏を取材した番組が放映されます。
【テレメンタリー2017
「生き直したい〜服役11回・更生への支え〜」】
放送日時は、系列各局で異なりますので、下記をご覧ください。
■1月22日(日)
テレビ朝日(関東) 04:30〜05:00
朝日放送 (近畿) 05:20〜05:50
琉球朝日放送 (沖縄)25:30〜26:00
岩手朝日テレビ 25:45〜26:15
■1月23日(月)
大分朝日放送 25:45〜26:15
山口朝日放送 25:46〜26:16
熊本朝日放送 26:15〜26:45
■1月24日(火)
東日本放送 (宮城)25:56〜26:26
■1月29日(日)
九州朝日放送 (福岡)26:40〜27:10
その他)