「サント・シャペル」 レポート 3
2019年6月 「みきデザイン工房 フランス - ステンドグラス見学ツアー」 で訪れたパリの「サント・シャペル」 のレポートの3回目です。
後陣の7つのランセットのステンドグラスをレポートします。
後陣のステンドグラスは、下の見取り図の (赤い文字の) No.5 〜 No.11 の7本です。
レポートをします・・・、といったものの、後陣のステンドグラスは長さが13.5メートルあり、しろうとが綺麗に撮れる高さではありません。
参加した皆さんの写真の中から、図柄がわかりやすい写真を選んでレポートします。
まず、サント・シャペルのステンドグラスの中で最も重要なステンドグラス。
後陣の中央 (見取り図のNo.8です)。
聖遺物が納めてある箱のある高い祭壇の背後にあるステンドグラスです。
最後の晩餐から聖霊降臨までの「キリストの受難」のステンドグラスです。
キリストにいばらの冠が被せられている場面は、中央の良く見えるところにあります。
(上の写真の下から3段目?の右側)
次の写真はその上の部分。
(朝日が入っていて、全体に赤く撮れている写真もあるし、青っぽく撮れている写真もあります)
次は、見取り図のNo.5。
後陣のステンドグラスの左端、すなわち北側を向いているステンドグラスです。
旧約聖書の士師記、サムソンとデリラ。
次は、見取り図のNo.6。
イザヤ書、右側はエッサイの樹。
「エッサイの樹」のデザインの形は各地でご覧いただいているので、おなじみですね。
次は、見取り図のNo.7。
福音者 聖ヨハネ、キリストの幼少期。
次は、最初にレポートした中央のステンドグラスの右隣
見取り図のNo.9。
洗礼者 聖ヨハネ、ダニエル書。
次は、見取り図のNo.10。
エゼキエル書、イザヤ書。
次は、見取り図のNo.11。
エレミア書、トビト記。
いかがでしょうか?
その場にいたことを思い出してうっとりします。
13Cというと印刷物の聖書ができる前の時代ですから、こうやって聖書の逸話をステンドグラスで表していたのですね。
また、まだ大きな板ガラスが作れない時代だったということもあり、とにかくガラスのピースが細かい!
それが、こういった美しさになるんですよね〜。
皆さんも、ステンドグラスを制作していて細かくてなかなか進まなかったけど、完成した時にすごく美しかった! というご経験があると思います。これからも頑張りましょう!
次回は、身廊のステンドグラスをレポートします。
2019年6月 「みきデザイン工房 フランス - ステンドグラス見学ツアー」
【これまでのサント・シャペルのレポート】
・ 2021.02.09 「サント・シャペル」 レポート 1
・ 2021.02.10 「サント・シャペル」 レポート 2
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