ワンダーらんど2011 参加レポ-9
今日は、 2011.6.25 に行った 「ワンダーらんど2011」 1階倉庫の 「庭野グラススタジオ」 さんのデモをレポートです。
「コンフェティを作る」 by 「R先輩」
庭野先生のブースは、モニターを見ながらの講習でわかりやすかったです。
それにしても、コンフェティって
『ガラスをザギングして薄く延ばした部分を、細かくカットし再び焼成』 すれば、自分でも出来るんですね。
“目からウロコ!でした!”
庭野先生、ありがとうございました!
R先輩、レポートありがとうございました。“コンフェティ” 、“ザギング” ってステンドグラス屋には聞き慣れない単語が出てきましたね。R先輩には興味津々だったようですが、ウチの生徒さんに向け、ちょっと説明を加えると・・・
まず、“コンフェティ” ですが、“コンフィ” はフランス料理のメニューで見たことがあるけど、何? なんて会話があったくらいですから、わからない方が多いよね。
でも、“フラクチャーガラス” なら知っている人も多いですよね? “お茶漬け海苔” みたいのがのっているガラスです。小さく透けるくらい薄いガラスで、緑色、青、ピンク・・・ などいろいろな色があり、小さな四角やいろいろな形のものがのっていますね? その海苔やワカメのような薄いガラスを “コンフェティ” といいます。
“フラクチャーガラス” はすでに “コンフェティ” を乗せて1枚のガラスにしてありますが、ガラスメーカーさんで “コンフェティ” だけも売っています。 以前、Iさんが満開の桜をピンクのコンフェティだけで作ったことがあるのですが、覚えていらしゃいますか? “コンフェティ” とは、イタリア語で花吹雪という意味ですが、文字通り花吹雪のようなパネルでした。
さて、これを “ザギング” して作るということですが・・・ “ザギング” という言葉はわからない人も多いかもしれません。 これもステンドグラス屋はあまり使わない手法です。 でも、“ザギング” は知らなくても “スランピング” は知っている人も多いかな? ウチの教室でもスランピングをする人は多いから見たこともあると思いますが、型に入れて窯で熱すると、ガラスが型に沿って落とし込むように曲がる手法ですね。
ザギングも窯で焼成すると、ガラス自体の重みで下に垂れ下がるという意味では、スランピングと変わらないのですが、スランピングと違って型に沿って曲がるのではありません。簡単に言うとドーナツ状のプレートに乗せたガラスが、中央の穴の部分から下に垂れ下がるのです。
垂れ下がって薄くなったガラスを細かく切って、焼成しなすと “コンフェティ” できる! というわけですね。残念ながらウチの工房にある窯では深さが足りないので、薄くガラスを伸ばすのは無理かな。でも、思い通りの “コンフェティ” が販売されていないときには、こうやって作るのだということは覚えておいて何かに応用するといいですね。
これまでのレポート:
・ワンダーらんど2011 参加レポ-8 2011.7.11
ラピッドマスク
・ワンダーらんど2011 参加レポ-7 2011.7.8
ハンドルーター
・ワンダーらんど2011 参加レポ-6 2011.7.6
フュージング・研磨の道具
・ワンダーらんど2011 参加レポ-5 2011.7.4
フュージング(レース棒作り)
・ワンダーらんど2011 参加レポ-4 2011.7.1
倉庫でのガラス選び その2
・ワンダーらんど2011 参加レポ-3 2011.6.30
倉庫でのガラス選び その1
・ワンダーらんど2011 参加レポ-2 2011.6.29
とんぼ玉体験制作・東日本大震災義捐金コーナー
・ワンダーらんど2011 参加レポ-1 2011.6.26
速報版 ・エマイユ彩色
見逃した!!!
フラクチャー&ストリーマーが大好きな私としては、見逃したのが非常に残念。
来年はおいて行かないでね〜お願い。先輩!
見きれない
いろんなデモンストレーションがあって全ては見きれませんよねぇ。
皆で手分けしてみるか、「分身の術」を使わないと無理〜。
猫三匹さんへ
気が付いた時にはキミが見当たらないのだよ。いつもねw
だからおいてってるんでなくっておいてかれてるんだと思われまする d(・・〃)
そりゃ失礼!
思い当たるだけに、何も言えん...
来年は、置いて行かないように気を付けます!
だから、また楽しそうなもの見つけてね。先輩!