2013/05/17 (金)
シエナ色の街
先日のブログで、イタリアが舞台の映画を紹介したのですが、その中の「ロミオとジュリエット」でシエナ・ドォーモの広場が出てくるというお話をしました。
このシエナという街は、ユネスコから世界遺産とされているイタリア トスカーナ州にある町です。
シエナ色… って聞いたことがありませんか?
どんな色をイメージするでしょうか。
この地方の土は、イタリア語でTerra di Siena(シエナの土)と呼ばれ、天然の土を原料とする顔料です。
正確に知りたい方は、以下の割合なのでPhotoshop などでご確認ください。
RGB : R:160、G:82、B:45
CMYK : C:0、M:0.488、Y:0.719、K:0.373
HEX : #A0522D
上の画像のように、黄褐色というか・・・ 茶色? です。
この土は絵画に好んで使われ、洞窟の壁画などにも見られるそうです。
実は、シエナ色は人類が最も古くから用いた天然顔料の一種で、トスカーナの丘に浮かぶ、幻想的な赤茶色をシエナ色と名付けたのだそうです。この地方の採掘場では1950年まで作業が行われていたそうですよー。
シエナの街を写真で見ましたが、多くの屋根がこの色だからかと思ったら、この土地の土の名前だったんですね。
ワインをはじめ、トスカーナの真髄はシエナの大地かな?
6月には、「イタリア ステンドグラス見学ツアー」 でシエナに行きます。早く “シエナ色のシエナ” に行きたいですね! あと1か月後だわっ!
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