掛川見学ツアー レポート-5
まだ終わっていなかった、
「掛川市 ステンドグラス美術館 見学ツアー」 のレポートです。
美術館館内には、イギリス19世紀を代表する工房
・クレイトン&ベル工房 17枚
・チャールズ・イーマー・ケンプ工房 2枚
・ジェームス・パウエル・サンズ工房 1枚
・ヒートン・バトラー&バイン工房 4枚
・・・
の作品が並んでいて、
まるで “イギリスの”
“ステンドグラス美術館” に居るような気分になります。
「ベル」 とか 「ケンプ」 とか 「パウエル」 とか、
聞いたことありませんか?
とにかく、館内はみどころ満載!
だというのに、
何故か、みなさん外から鑑賞。
(注: 今回は、特別に許可を得て、敷地内に入っています!)
そうです、「通」 は外からでも、ステンドグラスの良しあしがわかる!
それは、なぜか?
そんな解説をしてくださっています。
暑くて、クラ〜ッ とする中、
それが、一番印象的な解説でした。
つまり、ガラスのカットラインだけ見れば、その人の絵が優れた絵か、技術が優れているか、わかるというのです。
ウチの絵付け授業でも、ガラスのカットラインだけは、江本先生に最終チェックしていただいているからなぁ… やっぱり、そこがポイントね。
ちなみに、当時、「ガラスのカットラインを指示する職人」 さんが、一番給料が高かったそうです。
教会を外から見ただけで、よいステンドグラスが入っているかどうかわかる、
ので、車を走らせながら横目で見て通り過ぎた教会に、
戻ってきて見学することもある、
と志田先生がおっしゃっていました。
ん〜、これはいいことを聞いた。
次の見学ツアーでは、まず外から鑑賞しよう。
というわけで、最近の筆者の講習では、
「ライン取り」 をより厳しくするようになりました。
[無題]
先日は掛川市ステンドグラス美術館にご来館いただきまして、誠にありがとうございました。
このようなブログ記事を拝見させていただきますと、より皆様の感動や驚きが伝わってきて、美術館冥利に尽きます。
ようやくオープンして2か月余り、これから盛夏〜秋〜冬と、太陽の位置によって微細なステンドグラスの見え方も、変わってくると思います。
ぜひ、また足をお運びいただけたら幸いです。
(レポート続編も楽しみにしています^^)
美術館スタッフ 坂上地
美術館スタッフ 坂上地様
コメントをしていただき、ありがとうございました。
ブログは仕事の合間に書いているので、レポートに時間がかかってしまいました。
しかし、作品があまりにも素晴らしかったので、印象が薄れることはありません。
参加者の方々24名、ステンドグラスをやっている人も、やっていない方も、皆さん感動して帰ってきました。
当日は、一般のお客様が入れないほど館内が込み合ってしまったので、私どもが誘導などの配慮をするべきでしたが、講習に夢中で…
申し訳なく思っております。
今回、行けなかった方々は、絶対に行く! と張り切っております。
また、日本各地で工房をやっている生徒さんたちにもポスターを配りましたが、皆さん、とても興味を示しています。
私も何度か通うことになりそうですので、その節は、またよろしくお願いいたします。