2011/02/09  (水) 

鳩山会館のステンドグラス 五重の塔

今日も、先日訪ねた鳩山会館で見学した小川三知のステンドグラスのレポートをします。

 

階段室には、パンフレットの表紙にもなっている、「五重の塔」のステンドグラスがあります。

  
 

 

 

五重の塔の右側の雲とその右側の方の雲の下の方に、デザインとは違う鉛線が入っていますね。これはガラスが割れていたために修復したものです。同じ型番のガラスが手に入る時でも、ガラスの流れでニュアンスが違ってしまう時は、あえてガラスを取り替えず鉛線を入れて修復します。(工房に、修復する前のこのステンドグラスの写真がありますが、ヒビが入っているのがわかります。)

 

 

 

 

 

部分的にダブルになっているところが何箇所かありました。たとえば、この五重の塔や、森の部分がところどころダブルになっていましたね。
   

言われないと気づかないものなので、そういった“見所” を皆さんに簡単に説明してから、見ていただきました。

 

 

 

それから、何箇所か絵付けをほどこされていましたね。

カットラインがないのですぐわかったと思いますが、五重の塔の仏塔の最上部の相輪と呼ばれる部分や、下の方の4羽の鳩などは絵の具で描かれています。

 

 

 

 

 

屋根瓦なども絵付けです。

それから、このあたりは、ガラスがダブルになっています。

 


 

以上、今日は鳩山会館の階段室のステンドグラスのレポートでした。

これまで、玄関ホールと階段室とレポートしました。あとは、応接間、サンルーム、食堂、書斎のステンドグラスをレポートする予定です。

 




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| コメント(3)

この記事へのコメント

 わかりやすい!

小川三知のステンドグラスは日本画家でしたので、わかりやすいデザインですが、このようにガラスの使い方、絵付けの部分とわかりやすく解説していただくと、私がぼんやり見ていたのがよくわかりました。ありがとうございました。

 まったく、同感!!!

私も〜、かなりいい加減に見てました。
階段の途中なので、人が途切れた隙に写真を撮るのに必至で、観察が足りませんでした。解説してもらって見ると、見方が変わりますね〜!!
やっぱり、鳩邸見学から参加すれば良かった・・・(ToT)
遅刻もしなくてすんだだろうし・・・(皆様すみませんでした。<(_ _)> )

 ホントですね

一人で見ていると「スゴーイ」と全体を見てしまい、細かい所を見落としてしまいがちですね。数人と見ると目の付け所が違っていろいろな感想があって面白いです。
今回の見学会に絵画の詳しい方がいらして 「この絵は○○のよ〜」と説明してくれたそうです。Uさんと一緒に廻ればよかった。

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