アレッツォ・ドゥオモのステンドグラス-2
2013年6月のイタリアツアー のアレッツォ・ドゥオモのレポートを続けます。
今回は、「右の側廊のステンドグラス」 のレポートです
下の写真は、左側に後陣の3連のステンドグラスの右端が写っています。祭壇に向かって、ちょっと右を向いたアングルです。
写真の右端にパイプオルガンが半分写っていますが、その後方が右の側廊で、縦長の窓が5箇所あります。
その5箇所の内、これは、「イエス・キリストの洗礼」のステンドグラス。
前に紹介した、「聖霊降臨の丸窓」 の翌年、1519年、同じくギョーム・ド・マルチラによって作られました。
そのほか、
1520年に
「聖マタイの召命」
「聖ラザロの復活」
1524年に
「大聖堂から追放された冒涜者」
「姦通」
5箇所とも、すべてギョーム・ド・マルチラによるものです。
遠近法を使っていること、
構図といい・・・
人物描写といい…
ルネサンス期のステンドグラスの代表とも言える作品ですね。
聖堂内で結婚式をやっていることも忘れ、聖歌が流れる空間の中で、このステンドグラスに見とれていました。
時間がいくらあっても足りない感じでした。
最近、工房ではアレッツォの話しになることが多く、結構、皆さん覚えていることがわかりました。イタリアに行った方も、行けなかった方も、毎回のブログを楽しみにされていると言われましたので、まだまだアレッツォのネタで頑張ります!
アレッツォの、これまでのブログ:
・アレッツォ
・アレッツォ・ドゥオモ ファサード上 「聖霊降臨」の丸窓
・アレッツォ・ドゥオモ 左側廊・後陣