微差力
今日の教室は空いていました。
久しぶりの雨のせい?
やっぱりバンクーバーオリンピックで一番人気?の、女子フィギュアスケートで浅田真央 vs キム・ヨナの放映があるせい?
さすがにオリンピックの競技ともなると、しろうとでは判断がつかないレベルの高度な技術の差を採点されているのですね。トップ選手は、スケートの滑りや、ジャンプの質、指の一本一本の上げ下ろし… ほんとに細部まで気を使っています。本当に高いレベルの戦いなんですね。
フィギュアスケートのような採点による競技だけではなく、1/100秒というタイムを争う競技では、更に熾烈な戦いがあるそうです。技術はもちろんのこと、風の抵抗の少ないウェアはもちろん、スケート靴のエッジの研磨、スキーのエッジの角度やワックス…
このわずかな違いと思える、一つ一つの 「微差力」 というものを、オリンピックを見ていて思いました。細かい 「微差」 を極めていくと、「大差」 を生むのですね。
ステンドグラスでも、同じだと思います。
「こんな小さなことにまで気を配るの?」 と思うでしょうが、小さい差にこだわり妥協しないですすめる。
そうすると、同じデザインを同じガラスで作っても、全く違う作品になるはずです。
たとえば、ガラスの流れや模様をうまく使い分けて作る人とそうでない人との差は歴然としています。また、型紙を 「本当に型紙通りに切っているか?」 は、特に大きな違いを生むと思います。本当に型紙のラインを理解しているか、もう一度確認するだけでも、大きく違うと思いますよ。
「どの部分」も気遣いが感じられるような作品でなくては、見る人を感動させたりできないのでしょうね。デザインを描くところから仕上げに至るまで気を遣っていくようになれば、後世に残る名作ができるはずです。みんな、頑張りましょう!
以上、女子フィギュアスケートを見ていて思いました。