2011/11/12 (土)
マインツ大聖堂 2
前回のブログでは、ドイツのマインツ大聖堂のステンドグラスをご紹介しましたが、今回はその続きです。古いステンドグラスを修復しているところ、あるいは全く違うデザインで新しいステンドグラスに入れ替えた窓などをご紹介します。
皆さんに撮ってもらった写真を整理していたら… 私が見た覚えのないステンドグラスが映っていました。
上の写真は、足場を組んで修復しているところです。ヨーロッパはどこへ行っても、聖堂内の一部にこういった修復風景が見られます。聖堂の規模が大きい、当然ステンドグラスの規模も大きい。そこで、順番に修復をしていきます。そうすれば通常通りミサをすることができますからね。
そして、下の2枚は、この古い聖堂の中で、明らかに新しいステンドグラス。青いガラスに白いガラスが映えていました。
あまりにも古いステンドグラスの状態が悪く、修復できない時には、全く新しいステンドグラスを入れたりします。この窓はどういった経緯でこのステンドグラスが入ったのでしょうか。
このステンドグラス、本で見たことがあるけど、誰のデザインだったっけかな? ヨハネス・シュライターかな? ステンドグラスの手前にフェンス? があったので、下の方に写っているのはフェンスの先です。
このマインツ大聖堂では、500年以上前のものと、こうした新しいものとが当たり前のように、並んでいて、しかも違和感なく融合しています。ドイツツアーでは、多くの教会を見学してきましたが、どこもこのように、何百年もの歴史を経ても、ステンドグラスを維持し続けています。これには感慨深いものがありました。
以上、2日に分けて、マインツ大聖堂を1年遅れでしたが、簡単にレポートしました。
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