1504年 フィレンツェ
工房の 「イタリア ステンドグラス見学ツアー」 まで、あと10日となりました。
このツアーは特に「ルネサンス期のステンドグラスの変化」をポイントにしたツアーですが、ツアーに行く方も、行かない方も、今日は1504年のフィレンツェに一緒に行ってみましょう。
(写真は、本文とは関係ありませんが、道端で咲いていた花です)
ここは、1504年。
イタリアのフィレンツェ。
フィレンツェに出てきたばかりの若者君がいる。
それが、ラファエロです。
茶色の巻き毛の美青年だったとか。
先日も、「R. 6月2日に帰国します」 のネタで、ラファエロを取り上げましたね。
ルネサンス後期に活躍した、いわゆる三大巨匠、レオナルド、ミケランジェロ、ラファエロが一つの街に勢ぞろいした数少ない時代。
その一つが、1504年のフィレンツェです。
1504年当時、レオナルドは52才、ミケランジェロは29才、ラファエロは21才。
レオナルドは、「最後の晩餐」などの名作を制作し、「ラ・ジョコンダ(モナ・リザ)」に着手(1503)した頃。
ミケランジェロは、ローマで「バッカス」「ピエタ」などの名作を制作して、フィレンツェに戻り「ダヴィデ像」を完成(1504)した頃。誰もが一度はデッサンの練習で描く、あの「ダヴィデ
像」ですよ〜。
ラファエロは、1500年に17才で親方として登録され、フィレンツェに出てきたのですが、それはそれは先輩方が華々しく活躍している頃で、ラファエロにとってはまぶしかったでしょうねぇ。
ラファエロは、「大公の聖母」(2013年5月頃日本でも公開時、ポスターになっていた絵です)などの注文を多く受けはじめた頃です。
そんな時代のフィレンツェの街に想いをはせ、ワクワクしています。