元薬局だった教会
連休に旅行気分を味わおう! というつもりで、フィレンツェのレポート ( 2013年6月 みきデザイン工房主催 イタリア ステンドグラス見学ツアー ) をしていました。
実際に、イタリアに旅行していた友人が帰ってきたというのに、まだまだフィレンツェのレポートを続けます。
朝起きたら、窓からフィレンツェ・ドゥオモのクーポラが見えました。あ〜フィレンツェにいるんだなぁ、と感激したあと、朝一で、ホテルから歩いてフィレンツェ中央駅に行ってみました。
電車には乗りませんけどね。(教会を見に行くんですけどね。)
イタリア国内は、すべて専用バスで移動しましたが、本当はユーロスターに乗りたかったなぁ。
駅前に行くと、大きな教会!
フィレンツェ中央駅の正確名称は 「フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅 」といいます。
この写真は、駅前にあるサンタ・マリア・ノヴェッラ教会 (Basilica di Santa Maria Novella) です。
修道僧たちが薬草を栽培して薬剤を調合していたのが、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局のはじまりで、世界最古の薬局といわれるそうです。
この修道院が、その後サンタ・マリア・ノヴェッラ教会と発展したそうです。駅名の由来となった古い教会です。
旅行日程に入れたかったのだけど、フィレンツェがもりだくさん過ぎて、泣く泣くあきらめた見学地の一つです。
参加者の中で、上の写真を見て、この教会に行ったっけ?
という方はいませんか?
では、下の写真を見たら思い出しますか?
思い出しましたか?
ロマネスク様式っぽい造りで窓も小さく、色大理石を用いた幾何学的デザイン。
ゴシック建築っぽいところもあれば・・・
コリント式の付柱が支える入口などもあり・・・
大理石の縞模様が印象的な、ルネサンス建築の教会でした。
ミサ中なので、中には入れませんでしたが、左の写真の塀沿いに歩いていくと・・・
途中の入り口から、少し中に入って、外からステンドグラスを見学することができました。
チェックポイントは・・・
傷んでいないか?
当てガラスが当てられているか?
どんな方法で補強されているか?
などです。
一つの窓に、一人の人物といった構図なのかくらいは外からでもわかりますので、そんなところからも制作年度を想像できます。
マザッチオのフレスコ画 「三位一体」 (1427) など、この聖堂には数え切れないほどの重要な美術作品が収められているので、時間を多くとってまた訪ねてみたい教会です。
工房で生徒さんが、フィレンツェには、毎月行きたい! と言っていましたが、本当にそんな街です。
ウフィッツィ美術館の予約が朝9時です。
さぁ、歩いていきましょう!