クリフ・カースル博物館 レポート-7
前回のブログでは、クリフ・カースル美術館内 「モリス・ステンドグラスギャラリー」 の
「モリス・マーシャル・フォークナー商会」 の初期の作品を紹介しました。
これは、モリス・M・F商会の後期の作品。
人気の高かった 「Four Evagelists」 のデザインです。
四人の福音者のうちの、
ヨハネとマタイの2枚です。
まぎれもなく、全体のデザインや植物のデザインは、ウィリアム・モリス。
まぎれもなく、エドワード・バーン=ジョーンズのかいた顔。
美しいステンドグラスですね〜。
目の前でガン見してきました。
しあわせ〜!
あ〜、しあわせ〜!
何と言っても、高橋講師の大好きなシリーズなので、
本ツアーのガイドブックの表紙にしたくらいです。(後記参照)
(反対側の展示の照明が映り込んでしまっています・・・ 残念。)
左は、修復している時の写真です。
ちなみに、
イーリー ステンドグラス美術館にも、ボーダーのデザインが違うバージョンの作品が展示してありましたね。
どうも、このデザインで各地に作られたようです。
最後に紹介するのは、
ギャラリーの入口を入って左側の
2枚組の大きなステンドグラスです。
↓ 右側のステンドグラス
↓ 左側のステンドグラス
原画を描いたのは誰だったか・・・ どなたか覚えていますか?
1920年作。
ということですから、
モリス・マーシャル・フォークナー商会
ではなく、
モリス商会の時代
のはずですが・・・
ギャラリーに入った時は、
これだけ〜? と思った方もいたと思いますが、
19Cのステンドグラス研究にはとても良い、なかなか充実したギャラリーでした。
このツアーは、以下のキーワードで企画しました。
・「ヴィクトリアン・ステンドグラスの工房」
・「ラファエル前派」
・「1851年ロンドン万博」
・「ラファエル前派 第二世代」
・「モリス・マーシャル・フォークナー商会」
・「アーツ&クラフツ運動」
です。
左のガイドブックの表紙は、
前述した四人の福音者のステンドグラスのうちの2枚です。
このブログでは、詳しく解説しませんでしたので、
興味のある生徒さんは、教室で限定販売しておりますので、お買い求めください。
これまでのクリフ・カースル博物館のレポート
(2016年6月 「イングランド ステンドグラス見学ツアー」 )
・2016.11.15 クリフ・カースル博物館 レポート-6
・2016.11.14 クリフ・カースル博物館 レポート-5
・2016.11.12 クリフ・カースル博物館 レポート-4
・2016.11.10 クリフ・カースル博物館 レポート-3
・2016.11.09 クリフ・カースル博物館 レポート-2
・2016.11.07 クリフ・カースル博物館 レポート-1
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