2011/11/25  (金) 

今年の見学会

先日、第31回びどりを展の打上げを兼ねて、忘年会・反省会をいたしました。そして、食事後は、恒例となったステンドグラス見学です。

びどりを会員以外の方も交え、総勢18名ほどで、3か所見学しました。

 


 


【1】 カトリック浅草教会 (東京都台東区浅草橋)

1877(明治10)年12月に建てられた、東京都内の2番目の教会だそうです。

ステンドグラスは、フランスのジャック・グリュベール工房で1929年に製作された作品です。ロビーに入り見上げたところに入っていて、題は「誕生・十字架の死・復活」だそうです。
 
 

   

 


 

【2】 聖ルカ礼拝堂 (東京都中央区明石町)

聖路加病院から渡り廊下で、聖ルカ礼拝堂に行くことができますが、あえて枯葉を踏みしめながら建物の外側を拝見。というか礼拝堂の写真の掲載はNGなので、外だけ見てください。

 

 
 

こちらは、J・V・W・バーガミニー氏が原寸図面を描き、その図面をイギリスのピルキントン社に送り注文。組み立ては、別府ステンドグラス製造所で、1900年代の前半だと思うのですが、礼拝堂の仕事は初代と二代目でおこなったそうです。

 

正面祭壇の奥のブルーの印象的な3本のステンドグラスの他、この写真のような一番上にバラ窓がある窓が両側に並び、その下の段には、魚、雄鶏、船、錨、貝、星、葡萄などがあしらわれたシンプルなステンドグラスの窓。ほぼ赤、青、黄だけで統一された落ち着く空間で、たまたまパイプオルガンを演奏していて… まるで外国の教会にいるような規模のステンドグラスの中で、いい見学をさせていただきました。

 


【3】 築地本願寺 (東京都中央区築地)

聖ルカ礼拝堂から歩いてすぐなので、築地本願寺に急ぎ足で行きました。何しろ、だんだん暗くなってきたもので… 変な雲が出てきたし…

 

ドア上に入っているこのステンドグラスは、内部の電気がついているので、綺麗に見えました。

ここは、オパルセントのステンドグラスです。

ここの納骨堂にもオパルセントのステンドグラスがあるはずなんだけど、改修工事中?

 

そういえば、このドア上のステンドグラスもずいぶん割れたりたわんだりしていました。

早く修復した方がいいと思いますけど… ウチでやりましょうか???

 

 

 

 


以上、おなかいっぱいの後、早足で3か所の見学を終えました。これまでも、鳩山記念館小笠原伯爵邸横浜開港記念会館と見学をしてきました。今回も、 日本にステンドグラスが入ってきた頃、まだ外国に発注することが多かった時代のステンドグラスの見学でした。

参加した皆さん、いかがでしたか? 来年はまた他の見学先を考えていますので、またご一緒しましょう! 来年も国内ですよ!!!

 


| コメント(0)

コメント記入欄




11月の復興アクション
フランクフルトの路地に入ると…