2011/08/30  (火) 

ステンドグラスの補強

先月、注文制作した納品したステンドグラスパネルは、大きいパネルだったので、補強に神経を使いました。通常、ある程度の大きさのステンドグラスパネルには、しならない、たわまない、反らないようにするために、周囲や背面に補強をほどごします。

 

まず、周囲をしんちゅうのチャンネル(コの字)で囲み、ステンドグラス裏面に縦横に何本かしんちゅうの平板をハンダ付けしました。

 

納品間近になるとこの 「補強」 という作業になるので、工房の雰囲気が一変します。工場、工場のような騒音がするからです。 


  

下の写真の工具などで、しんちゅうをカットします。

 

 

 

「キーン」、「カーン」 と大きな音がするので、できるだけ生徒さんのいない時をねらって作業していたのですが、ちょうどその場にいた皆さんには申し訳なかったです。

 

現在は、第31回びどりを作品展の出品作のパネルのために時々使うくらいで、あの時ほどうるさくはありません。

作品展の前なのでこの時期は 「殺気立っているのでは?」 と思っている方も多いようですが、今年は結構おだやかです。いまのと・こ・ろ… (今日いらした方は、Inaさんの手作りのパン、パネトーネ? を食べれて幸せでしたね!?)

涼しくなってきましたので、どうぞおいでください。

 

 


 

| コメント(4)

この記事へのコメント

 [無題]

縦横に何本か真鍮の平板をハンダつけするって書いてありますが、
それは、デザインの邪魔にならないようにつけるのですか?
それとも、
昔のステンドグラスにあるみたいに(そういうのを見たことがあるんです)、
デザイン関係なしに板が見えているのですか?

 デザインの邪魔

ぴよぴよさん
そうそう、「デザインの邪魔」かどうかが気になりますよね。
“平板”といっても、横に半田付けするわけではなく、立ててつけますので、それほど気になりません。板というと、大げさに聞こえますね。
パネルの大きさにもよりますが、通常3mmの厚みの真鍮の平板です。
 
「デザインに関係なしに縦横に補強の線が見えるのか?」と聞かれればその通りです。でも、デザインの時に、このあたりに補強を入れる予定だからと、ある程度構図を考えます。たとえば、人物の顔や首のあたりを横切るような線は入れたくありませんからね。

「デザインに関係なしに縦横に補強」を入れても、少し離れたところから見れば、補強の線は気にならないことが多いです。

 [無題]

いつも丁寧なお返事をありがとうございます。
ぜひ、その平板をつけたところを、
アップで写真をのせてはいただけないでしょうか?
なかなか補強のことがわからないので、
ぜひ少しでも知りたいと思っています。

 ぴよぴよさんへ

9/3付けのブログで返事をしていますのでご覧くださいね。

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