2013/04/10  (水) 

続、続、そうだ、フィレンツェに行こう!

先日のブログ、「続、そうだ、フィレンツェに行こう!」 のまたまた続編です。

     
みきデザイン工房主催の 「第2回ステンドグラス見学ツアー イタリア編」 は、現在、参加者を募集中です。

 

※ このツアーは、みきデザイン工房の生徒さん、OB・OGの皆さん、生徒さんのご家族、お知り合いの方、体験制作・弾丸コース・ワークショップを受講された方を対象とさせていただいています。

※ 4/4付けでサイトを更新しています。申込み方法などの詳細を付け加えましたのでご確認ください。

 
おかげさまでご好評をいただきまして、さっそく皆様からお申込み書やパスポートのコピーなどがぞくぞくと届きはじめ、嬉しく思っております。
いよいよ、行くんだなぁ! とワクワクしてきました。

 

お申し込みは4月30日まで受け付けておりますが、20名様になりしだい締め切らせていただきますので、あらかじめご了承ください。
複数で参加を検討されていらっしゃる方は、とりあえず仮予約でも結構ですので、みきデザイン工房までご連絡ください。よろしくお願いいたします。

    

 

 


    
今回は、都合が悪くて行けないという方から、次はどこですか? と聞かれました。
次は、イギリス! と思っています。2.5年後か3年後かな?
そして、その次はフランス。5年後か6年後?

次のアメリカに行くのは・・・??? いったい私は何歳になっているんでしょう・・・。
 
前回がドイツで、今回がイタリア。そして、次がイギリスの理由は…
簡単に書いたつもりが、ちょっと長くなってしまいましたが、↓をお読みになってください。

 

11C〜14Cにかけて、色ガラスの発展、ゴシック建築の窓の作りとともに、洗練され成熟していったステンドグラスの歴史は、「ドイツ見学ツアー」の際に、たっぷり見学しました。

 

そこで、次は、中世の画家たちのようにアルプスのブレンナー峠を越えてイタリア フィレンツェに向かい、ルネサンスの手法を学びたい、と思ったのです。
(残念ながら、ドイツから列車でブレンナー峠を越えてイタリアへ入る、という旅程は高額になるため断念しました。)

     

●ルネサンス期のステンドグラスは、絵画と同じく肉付け法と遠近法を用いて、量感と奥行を表現するようになる。
 ↓
●シルバーステイン(黄色に発色する絵の具)を多用し、エマイユ(色絵の具)の発達もあり、ガラスに色づけをするようになる。

 ↓

●油彩のような絵画的な絵になっていき、やがて鉛線の黒い線自体が邪魔になっていく。
 ↓
●宗教革命などの影響もあって、ステンドグラスは無残な取扱いをされるようになっていく。
 ↓
●宗教色のないロココ様式やヴィクトリア文様を取り入れたステンドグラスなどへと発展し、ガラス絵のようなステンドグラスがもてはやされるようになる。
 ↓
●そのようにして、本来の透過光によるガラスの美しさはそこなわれ、18C頃ステンドグラスは衰退していく。イギリスだけは、伝統的なステンドグラスを絶やさず作っていた。
 ↓
●19Cに入り、ゴシック・リバイバルが興ると、イギリスやフランスで古い技術を見直そうという動きがはじまる。
 ↓
イギリスでは、「ラファエル前派」や「アーツ・アンド・クラフツ運動」の影響を受けたステンドグラスが作られるようになる。
 ↓
●その影響を受けて、フランスで 「アール・ヌーヴォー運動」がおこり、新しいステンドグラスへと発展していく。
 ↓
アメリカでは、オパルセントガラスを作り、絵付けをしないで不透明な色ガラスで表現するようになる。また、コパーフォイル(銅箔の接着テープ)を使うことによって立体的なステンドグラスが作れるようになる。

 


 

…と、みきデザイン工房では、このようなストーリー立てで海外ツアーを企画しようと思っています。

というわけなので、今回はイタリアで、15世紀前後のステンドグラスを中心にたっぷり見学しようと思っています。
   


 



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玄関の表札がわりに
ウィリアム・モリス婦人の肖像画