教室の特徴 (2)
昨日に続き、教室の特徴です。3点目は「好きなデザインで制作出来ます」 です:
「好きなデザインで制作出来ます」って、これが何で教室の特徴なの? と思う方と、いいなぁと思う方といらっしゃると思います。
ステンドグラス教室の中には、
・用意されたデザインから選ぶ
・デザインブックからデザインを選ぶ
・ティファニーのレプリカを作る
というところが多く、なかなかオリジナルのデザインで、といかないようです。
当教室では、ガラスの練習を兼ねた最初のウインドウペンダントの次に制作するウインドウペンダントは、自由にデザインしてもらうことになっています。「そんなの無理!」という方には強要はしません。用意してあるデザインから選んでいただきます。
「絵心がなくて…」とおっしゃる方でも、いくつかデザインを描くうちに「絵心」が出てくるものです。今まで「描いた」ことがないだけで、たいていステンドグラスをやろうという方は、それぞれの「絵心」をお持ちになっていらっしゃいます。
例えば、当教室ではこんな風に進めていきます。
「こんな絵をステンドグラスにしたいのですが…」
と、参考になる絵、イメージ画を見せていただきます。
教室の本棚にはデザインブックはありませんが、ガラス工芸、陶芸、絵画、世界の文様、タイル画、図鑑から、アクセサリー、イラスト、ネイルアートにいたるまで、色々な本があります。それらを参考にして考えていきます。
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ステンドグラスにして面白い題材なのかどうか?
ステンドグラスでどう表現するか?
を、講師と、相談します。
そのために色々な技法、色々な設備や工具が必要になってくる場合は、その説明をします。
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デザインし直す
ガラスは深いインカーブや角張った切り込みの形を切れない(切れても運搬中に割れたりする)ので、ガラスが切れる用に線を入れるためにデザインし直す。
ここが肝心です。
ステンドグラスは簡単に言えば「色と色をつなぎあわせる」、「色と色を線で結ぶ」ものです。ですから「線」をデザインすることになります。
「線をデザインする」 ここが、ステンドグラスならではのデザインの仕方というところでしょうか・・・。
パターンブックのデザインやティファニーのデザインの模倣だけでは、その人の個性を出すことはできません。自由な発想をしていただくために、「好きなデザインで制作」ということを、当教室の特徴として挙げています。
この、直径8ミリくらいのルビーに似たあざやかな小さい実。酸味の強いサクランボの味がします。「ユスラウメ (毛桜梅)」 というのだそうです。
とても爽やかな味で、皆さん作業の合い間に食べていました。
今日いらした、絵付けの生徒さんのお庭の木になっているそうで、小鳥が来てついばんでいるそうです。