「みきBLOG」　ステンドグラス工房の一日

お正月なので、縁起物をモチーフにしたランプをご紹介します。嶋本講師の、第32回 びどりを作品展　の出品作です。

※作品の写真の転載・転用、およびデザインの転用を固くお断りします。

【本人のコメント】

宝尽くしは、吉祥文様のひとつで宝物を集めた文様です。時代や地域によって宝の違いがあるようですが、今回は共通の文様をモチーフにランプを制作しました。

宝尽くしの種類とその意味
　　・隠れ笠　　　危険な事物から姿を隠し守ってくれる。
　　・宝　珠　　何でも意のままに願いを叶える宝。
　　　　　　　　　丸くて先がとがっており、先端と両側から火焔が燃え上がっている。
　　・七　宝　　法華経でいうところの、この世の七つの宝。
　　・巻　物　　知恵や知識の象徴。
　　・宝　袋　　財宝を入れる袋、巾着袋。宝の象徴。
　　・丁　子　　南洋の果物（クローブ）で、貴重な薬、香料。夫婦円満、健康、長寿。
　　・分　銅　　秤で金の重さを量るのに使うおもり。富の象徴。
　　・打ち出の小槌　　願いを叶えてくれる。敵を討つ。