2008/07/02  (水) 

コパーテープ巻き

(コパーテープを使った)ティファニー式でランプやパネルなどを作る場合、一番重要なことは何でしょう?
それは、モチーフの一つひとつのニュアンスを正確に伝えるように意識して、ていねいに巻く、ということです。

 

・丸い曲線で囲むべき小さな実が、粗っぽく巻いたために多角形になっている
・直角になるべき所が、角丸になっている

など、雑に巻いたと思われる点が多々見られる作品を見かけます。せっかく自分で描いたデザインですから、線の一本一本を大事に制作していただきたいです。そして、丁寧に巻いたものと、そうでないものとの“違い” を是非知ってもらいたいです。丁寧に巻いたものには“絵心” が感じられるはずです! 

 

“違いがわかる” ようになるためには、道具選びも大事です。一般的には、
  ウッドフィッド

 
       オルノバ
などを使うようです。
他にも、

  みきデザイン工房 オリジナル コパー巻き用ヘラ

 


 

  6車カッターの木の柄の部分

  (※下記参照) 


 
ドイツで買ったハーゲンダッツのアイスクリームのへら

    (“ドイツ”のでないと、ダメなのだそうです。)
粘土細工用の木ベら
竹箸
など、自分が使いやすい工具を使っています。

 

上記の“オリジナルコパー巻き用ヘラ” は、かなづちの柄に使われる“樫の木 ”で作っています。使っていて、真ん中が凹んだら、やすりでまっすぐにして使うと、上の写真のようにだんだん短くなります。(工房に用意していて自由にお使いいただいていますので、使いやすいと思われたら、買っていただくようにしています。)

 
このように、皆さんがそれぞれ使いやすいものを使っているようです。前に通っていた教室で使っていて、使いやすかった道具はそのままお使いいただいています。でも、いろいろ試してみて自分に合うのを探してください。

 


※ 6車カッター

オイルカッターが発売される前は、このカッターでした。6角の角に各々カッターの刃がついていて、減ったら回して使うので、6車と呼んでいました。現在でも、このカッターの方が使いやすいので使う時もあります。



--------------------------------------------



おもしろかったらクリックお願いします!!!


にほんブログ村



おもしろかったらクリックお願いします!!!


にほんブログ村





| コメント(0)

新大久保に工房が出来て31年(2)
コパーテープ巻き (2)