2009/08/01  (土) 

光と上手にコラボしましょ!

わたしたちが、いつもしつこく言っていること。

それは、「ガラスを選ぶ時に、一つ一つのガラスを “使う所の光” で選んでください。」 です。何も考えずに作業台の上の蛍光灯で選んだりしてはだめですよ!

  
つまり:

   ・ 窓にはめこむパネルなら、自然光で選ぶ。

   ・ ランプなら白熱球 (俗にいう普通の電球) で選ぶ。

   ・ ライトボックスや蛍光灯のランプを入れるランプなら蛍光灯で選ぶ。

ということです。それぞれの “光” で、ガラスはまったく違った表情を出します。

 

そして、そうやって、「ここはこのガラス、ここはこのガラス」 と選ぶわけですが、

   ・ パネルは、制作中は板の上だから光は入らない!

   ・ ランプも、制作中はモールドの上、または板の上だから、光は入らない!

 

そう、全体のバランスはイメージの中にしかなく、実際に光を通して確認していくことはできないのです。実に、はがゆい不安な時期が長いですよね。実際に “使う所の光” でガラス選びをしていれば、そんなに失敗しないはずです。

多くの作品を作っていくと、自分の中でイメージを作りやすくなるので、いっぱい作るっきゃない! わけです。何作も作れば、頭の中でだいたいこういうカンジに仕上がる、とイメージできるようになってきます。

 

そうなってくると、逆にイメージ通りに出来るか、「不安」ではなく、「楽しみ」になってくるはずです。期待通りに出来るか、期待以上なのか、思ったイメージと違うのか、光にかざしてみるまでわからない、そのスリルがステンドグラスの魅力だと思います。

 

光と上手にコラボしましょ!

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