2009/08/19  (水) 

やっぱり、こういうカットは…

先日のブログで、レストランとかでステンドグラスがあったら、「ニューアンティーク」なのか「アンティーク」か、わかるようになって欲しい、と書きましたが、私が、先日行ったレストランにも、窓、ドア、ランプ… とステンドグラスが入っていました。

 

ステンドグラスは、やはりいいなぁ・・・と店内を見回していました。天井から下がっているランプは、茶系の色の組み合わせで、素敵でしたが、「やっぱり!」  と、思うことが…。

 

焦げ茶色の小さい四角ピースのところは、ベージュのガラスをL字型にカットしたのか〜。素敵だけど、ヤバイな〜。

 

案の定、焦げ茶色の四角ピースの角から、ヒビが・・・ よくみると、店内の半数以上のランプにヒビが入っていたのです。


 

仕事柄、ガラスのヒビにはすぐ気がつくので、食べていても、もう落ち着かない!

「私ならこのようなデザインはしないなぁ・・・」と。ヒビが入ってしまっては、美しさも半減です。

 

ふだん、L字状にガラスは切れない、とお教えしていますよね。どうしても、このデザインでやりたいと言われたときは、角は少し丸くしてもらっています。昨日のブログでご紹介した「バンドソー」で切れば、90度でも60度でも鋭角に切れるのです。でも、切れて嬉しい! と喜んではダメです。長年に渡って、ヒビなど入らない状態で楽しんでいただきたいと思っているからです。

 
その時は「無事に切れてよかった」と思っても、半田している時にヒビが入ったり、納品の途中の車の中で振動でヒビが入ったり、ランプは使っているうちに電球の熱で割れるのか?・・・ L字状に切り込むと 「割れやすい」 のです。

 

う〜ん! やっぱり、こういう無理のあるカットは、しない方が無難ですね。 



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ガラスを切る 「のこぎり」
緑のカーテン 2009