イタリア、ボローニャの思い出-2
前回のブログ では、ヴェネチア からボローニャに移動する道中をご紹介しました。
さて、ボローニャに着きバスを降りて少し歩き、マジョーレ広場に着きました。
これが、我々のボローニャでの目的地、 「サン・ペトロニオ聖堂」 です。 ボローニャの守護聖人となった聖・ペトロニウスを奉っています。ステンドグラスはもちろんのこと、彫刻や、内部に飾られている絵画は、ルネサンスの傑作揃い、期待でワクワクして聖堂前へ!
ん? これ??? これがサン・ペトロニオ聖堂?
未完成とは聞いていたけれど、違う、違う! 「未完成の工事中」 ではなく、これはどう見ても 「補修のための工事中」。
まっ、ツアー前に確認したところ、中に入れないとは聞いていないので、いいですが…
↑ 左側の写真をご覧ください。外壁の工事中なのですが、下半分に、足場幕と呼ぶのか、養生幕と呼ぶのか? 写真プリント幕?が取り付けられています。
そしてこの幕に、聖堂の絵がプリントされてるのです。
右側の写真のように、斜めから見た方が、本物の壁と幕の絵がずれていて、説明しやすいかな?
この左側の写真は、サン・ペトロニオ聖堂の真向かいの建物で市庁舎です。
現在でも市役所として使われているそうで、3階には市立美術館、モランディ美術館があるそうです。
サン・ペトロニオ聖堂と市庁舎の間に、座席が設営されていて、正面には巨大スクリーンが設置されていて、何やらイベントの準備をしていました。
最初は、建物を維持するために補修工事はやむえないのだから、工事で一部が見えなくても仕方ない、写真プリント幕は興ざめする! と私は思っていました。
でも、外国から来た観光客にとっては、写真プリント幕で想像できる方がいいのかも、と思うようになりました。現に私たちもその前で集合写真を撮っているし…
2010年に行ったミュンヘンでは、ミヒャエル教会とフラウエン教会を見学しましたね。フラウエン教会の方は工事中だったのですが、このように教会の絵が描かれていましたよね? いらっしゃった方は覚えているかな?
日本でも、写真プリント幕?を見かけるようになりましたね。現在、雷門の大提灯は10年に一度の張り替えのため、養生幕? 写真プリント幕? になっています。(11月末まで)
風神、雷神も養生されていて、全くご覧なれないようですよ~。
(「ステンドグラスグループ びどりを」の打上げ&忘年会を、雷門の近くのお店で企画中ですが、大提灯は見ることができません。行かれるかたは、ご注意ください!)