2008/08/15  (金) 

ステンドグラスのエステサロン?

5月26日のブログ、「ステンドグラス修復の仕事」 で、「日本ではまだ修復の仕事が入ることは少ないです・・・」 と言った矢先、修復の仕事が入りました。そういえば、70年、80年たって建替えの建物も出てくるだろうし、ステンドグラスを入れた窓などの立地条件、保存状況によっては修復が出てくる時期なんですね。

以下に、簡単に今回の修復の手順を書きました。エステティシャンになった気分で丁寧に作ったんですよ!


 

鉛線からはずれていたガラスを並べました。

最初は、このように丸いパネルだったそうです。

 

中央のモチーフ部分は、割れていないガラスが多いですが、いくつかは同じガラスを探してカットし直しです。

 

 

 

 

モチーフ部分のガラスは、組みなおして使いますので、木炭で拓本をとっておきます。

 

 

  
 

鉛線を組んだ時と逆の順に、鉛線を取っていきます。

パテも、できるだけこそぎ落としておきます。

ほこり状のパテと、ボロボロにもろくなった鉛線の山。

 

ほこりで目が痛い・・・

マスクとゴーグルは必須です。 


 

右側はガラスの洗浄前。

左側が洗浄後。

溶剤で見違えるように綺麗になりました。

今回のガラスは酸性雨などによる侵食が少なかったので、状態としては、とてもいい方だったと思います。

 

足りないガラスの型紙を取ります。

同じようなガラスを探して、ガラスカットします。

一部は、古いガラスを切りなおします。

 

そして、このような縦長のパネルに生まれ変わりました!

 

 

 

私たち講師も、エステに行けばステンドグラスと同じようにピッカピッカに戻るんだろうか!? だったら行きた〜い!



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