2010/11/26  (金) 

初雪はノイシュバンシュタイン城で

今日は、「ドイツ見学ツアー」 の観光編です。

ドイツツアーでは、ステンドグラス見学だけではなく、もちろん観光もしました。
多くは、ステンドグラスが衰退した18世紀のものが多かったかな。
ステンドグラスが衰退した原因ともなった「エマイユ彩色」の流行により、宮殿、城には、豪華なフレスコ画・テンペラ画が多かった時代です。ステンドグラス好きの私たちとしては、こういう時代があったことも見ておかなくてはなりません。

ロマンティック街道に沿って、いくつかステンドグラス以外の世界遺産などを見学しました。


 

●ビュルツベルグのレジデンツ
まずは、ロマンティック街道の起点ともなっているビュルツベルグ。
1744年に造られたドイツ最大のバロック様式の宮殿で、ナポレオンが「ヨーロッパ一美しい」と称賛した大司教の居城です。内部の撮影は禁止だったので写真はありませんが、世界最大のフレスコ画のある「階段の間」は圧巻でした。首が痛くなるほど、上をグルグル見回しました。
タペストリー鏡の間など、見所はたくさんありました。
庭園と宮殿前広場を含む形で「ヴュルツブルク司教館、その庭園群と広場」として世界遺産に登録されています。

 


 ●ヴィース巡礼教会
ロマンティック街道沿いの草原にポツンと建っていて、これがあの有名な世界遺産? と驚きました。1754年に教会が建てられた教会ですが、内装はヨーロッパ随一といわれるきらびやかなロココ様式となっています。
いかにもロココ様式のピカピカの中で、突然パイプオルガンの重厚な音が・・・  ♪♪♪〜

 

何と! ここで行われるコンサートのため、パイプオルガンの練習が始まったのです ♪♪♪〜 いい雰囲気でしたね〜 ♪♪♪〜 忘れられない贅沢な時でした。

 


 

●ノイシュバンシュタイン城
ロマンティック街道は、ローマ人がローマへの巡礼のために造った街道で、現代の“ロマンティック”はそれが語源になっています。

 
ノイシュバンシュタイン城はアルプスの麓に建つディズニーの「シンデレラ城」のモデルともなった白亜の美しい城です。「白鳥城」ともいわれ、まさに夢想的、“ロマンティック”な城でした。
城にのぼる山道で雪が降りはじめ、あたりの木々も白くなりはじめた中に城が見えてきて・・・
城撮影の絶好ポイントであるマリエン橋に行く頃には、雪が止み霧が出てきて・・・ 
雰囲気は最高! 

今年の初雪は何と! ノイシュバンシュタイン城で見ただなんて! なんてロマンティック!

 

 ルートヴィヒ2世が一人で住んだ城ですが、ボヘミアガラスをポイントに使ったシャンデリア、ワーグナーのローエングリーンをモチーフにしたタペストリー、樫の木彫、大きな天井画など、豪華を極めた城内部です。 ルートヴィヒ2世の礼拝堂に小さなステンドグラスがあります。彼の守護聖人「ルイ9世」の生と死を表したもので、小さな2枚組みのステンドグラスでした。観音扉で内側に開くようになっていました。

 


 

●ホーエンシュバンガウ城
ノイシュバンシュタイン城から見降ろす黄色の城で、1836年にマクシミリアン2世が再建し、息子のルートヴィヒ2世がノイシュバンシュタイン城の完成まで生涯の大半を過ごした城です。
  
マクシミリアン1世 → ルートヴィヒ1世 → マクシミリアン2世 → ルートヴィヒ2世という順番なんだとようやくわかりました。

 
ニュルンベルグの聖セバルドゥス教会堂で、マクシミリアン1世の肖像画のステンドグラスを探しましたが、もう暗くてよく見えませんでしたよね。これらのステンドグラスが掲載されている本が教室にありますので、せめて本でご覧ください。

 

いかがですか? いかにきらびやかでもステンドグラスを見ないともう物足りない! という方が多かったですが、ステンドグラスが衰退した時代のことも是非覚えておいてくださいね。

 


 



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| コメント(5)

この記事へのコメント

 ただただ・・羨ましい・・・ほぉ〜

あ〜溜息、参加出来なかった事が、本当に残念です・・・(T_T)
せめて、早く皆さんの写真が見たいわ〜!!!!!
ドイツと言うと森のイメージ、その森に守られてきたノイシュヴァンシュタイン城は、眠れる森の美女の城のモデルなんですよね、私は子供の頃に観たディズニー映画のお姫様の綺麗さと、すごく怖ーい魔女が怪物になって王子様と城をバックに戦うシーン鮮明に覚えていいます。城の正面写真を見ると、そうそうこの城って思います。う〜、実物見たいな〜。

 ドイツと言えば森・・・

ドイツと言えば森・・・ そう、そうなんです。
森があるからナッツが豊富! 料理にもナッツがふんだんに使われていました。
きのこも豊富! 朝ごはんのバイキングに必ず「きのこの炒め物」があるのも不思議でした。
・・・
じゃなくて、我らステンドグラスを愛する者としては、
森があるからガラス生産が盛ん!
と言わなくてはならないですね。
今、私が飲んでいるワイングラスのREDEL。この会社もドイツ、しかもランバーツ社があるヴァルトザッセンの近くにあります。

 朝ごはん!

きのこの炒め物美味しかったですよね〜。
朝ごはんメニューでビールを飲みたかったという声がちらほら。

じゃなくて、ガラスの気泡は木から生まれるんですよね!

 「木」といえば…

あっ、猫三匹さん、ちゃんとお勉強しましたね!
そうです、「木」はガラス製造でいろいろな使われ方をしていましたね。
シーディーのガラスの泡は「木」で作っていましたね。私は先代からじゃがいもで作ると聞いていたので、質問したところ、昔はじゃがいもやにんじんだったけど、今は違うそうです。
他にも「木」はえ〜っ! という使われ方をしていましたが、極秘事項かもしれないので、ブログへの掲載はやめておきます。猫三匹さんの写真をあとでおみせしましょう。
昨日夜中までかかって写真をアップしておきましたよー。猫三匹さん、liccaさん、Cさんの写真が追加になりました。
でも猫三匹さんの写真は容量が大きすぎて… なくなく抜粋版にさせていただきました。すみません。そのほかはDVDが教室にありますので、ご覧ください。

 極秘事項!

「極秘」なんて、何だかワクワクしますわ〜
ビデオ上映会楽しみです!!!

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