2009/03/25  (水) 

福沢諭吉の肖像画 (2)

肖像画を描いていると「似ているかどうか」がポイントになるので、とても気になるものです。 私が描いていると、生徒さんが「福沢諭吉ですね!」とすぐにわかってくれるので、実はホッとしていました。
「顔を描く」って、よく描き手に似る、とか描き手の癖が出るとか言われますよね。福澤諭吉が一万円札に使われたのが、昭和59(1984)年11月。以来ずっと一万円札に使われていますので、誰もが知っている顔なので、苦労しました。

 

筆で描いた線がほんの少しずれても別人になってしまう・・・。影をつける範囲がほんの少しずれても丸みがちがってしまう…。立てかけて描く時、ガラスを倒しすぎても目線がずれてしまって違う顔になってしまう…。

と緊張する仕事でしたので、納品が終わってホッとしています。

蛍光灯で裏側から光を入れて見ることができるように、ライトボックスに入れて納品してきました。
 

 


 

昨日、1〜12まで制作手順をご説明しました。今日はその続きです:

 

13.ろう付けをとり、エマイユ(色絵の具)やシルバーステイン(黄色に発色する絵の具)を塗る
14.窯に入れて焼成する
15.ろう付けしたガラス板を掃除する
16.窯から出したら、窯板をきれいにし、離型材を塗っておく

 

 
17.ガラスピースを鉛線で組む
18.鉛線の上を半田付けする
19.ガラスと鉛線の間にパテを詰める

 

 
20.パテが乾いたらガラスを磨く

 

完成!

 

 

こうやって手順がわかれば、絵付けもやれそうな気がしてきませんか?

皆さんもやってみませんか? 

 

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